腹に据えかねて有給をとるの事

もうねー。

上層部がなってない。
根本的に、会社の体質がダメなのだ。

会社は、決起会だか親睦会だかよくわからない飲み会をセッティングした。

今日、月曜日にだ。

月曜日は一週間のうちで、いちばん忙しい曜日なのだ。

メンバー全員の前で、うちの課長が、

「月曜日に飲み会をやりまーす。」

と高らかに宣言したのは、数週間前のことだった。

唖然とした。


オレは、

(全然、うちらのこと知らねーんだ)

という絶望をひた隠しにして、

「それって、来るなって意味ですよね?」

と痛烈な言葉を浴びせた。

納期を目の前にして忙しいし、定休のメンバーだって多いからだ。

「だって、もう一つの部署の方が、この日は忙しくないっていうから」

というのが、課長が月曜日を選んだ理由だと言うのだ。



アホかと思った。



オレは、その日に限らず、ミーティングのたびに「うちのチームは参加できません」と断り続けた。

「まぁ、日を改めて場を設けるという手もあるし」

と課長は前向きなことを言う。

そして、今日。やはり、仕事量はピークを迎えていた。

「15分だけ」

という理由で、まず校正者が出払ってしまった。

フロアの半分の空きスペースを見て、オレは唖然とした。
彼らは15分どころか30分以上、戻っては来やしない。

処理すべき原稿はBoxに溜まり続けている。

「料理だけでも持って来ようか?」と別の社員が声を掛けてきた。

まぁ、それならいいと思ってお願いした矢先、課長が現れた。

原稿でパンパンになったBoxの脇で、課長はメンバーに向かってこう言った。


「ちょっと10分でいいからさ、食べに来なよ」


アホなのだ。

見た目はインテリ・ヤクザ風な男だ。

しかし本当は、インテリでもヤクザでもないのだ。

ただのアホなのだ。


課長は、もしかすると夕飯も食さずに働いている我々に、「ちょっと休め」という意味で声を掛けたのかも知れない。

しかし、原稿でパンパンになったBoxの意味を分かっていないと解釈した方が自然だ。
目の前にある仕事量が目に入らなかったからこそ、そういうことが言えるのだ。

(おまえら、納期より食事会が大事か?)

と、痛烈に感じたオレは、

「校正者を早く戻してください」

と顔も見ずに、突き返した。

課長には、食事会への動員力が求められているのだろう、きっと。


ある日、ある社員は、

「メールの文面を確認してもらえますか?」

とプリントアウトした書類を持ってきた。それは、メールを印刷したものでなく、デスクトップ画面に映ったOutlookをキャプチャーしたものだった。



まぁそれも、いいだろう。



ある社員は、

フロア内に掲示物を貼りたいというので、発泡スチロールの板に、画鋲でポスターを貼った。見ているそばから、それは剥がれ落ちた。



まぁそれも、いいだろう。いいだろう。



しかし、今日。うちのフロアの柱には、氷川神社の札が掲げられた。

オレにとってそれは、魔除けではなく「お手上げ」の象徴のように思えた。
もっと手を尽くすべきことはたくさんあるのに、早くも神頼みなのだ、この会社は。



なんだかもう、愛想が尽きた。

有休を取って、明日は遠くを見つめて過ごそうと思う。
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by riv-good | 2008-01-29 00:51 | ヒトの衣谷さん

約10年の関東生活を経て長崎にUターン。長崎の生活事情や日常に沸き起こる出来事を書き綴っています。歌も歌います。フードアナリスト協会 正会員。何者でしょうか?


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