昭和の新聞
2007年 08月 06日
実家の応接間には、「昭和の新聞」と題された古新聞がファイリングされ壁に掛けられている。
昭和の新聞は倉庫を整理しているときに出てきたもので、食器などの包装紙として使われていた。
活字の書体が古めかしかったので、
(やけに古い新聞だなぁ)
と、できるだけ破らないように紙面を広げて日付を確認したところ、ほとんどが戦時中のものだった。
収録されているのは、当時の毎日新聞、朝日新聞、それから満州日報。
現在から遡って、わずか60年ほど前の事実が記されている。
一面記事の内容が、今とは違いすぎる。
違いすぎて、まったく冗談のようにさえ思えてしまう。
誰かがこしらえたフィクションではないか?と錯覚してしまう。
だが、事実である。
新聞は、この日本が大まじめに戦争に明け暮れた時代が、ほんの少し前に、虚構でも何でもなく確実に存在していたことを物語っている。
「狂気である」
と直感した感覚を、わたしは忘れまい。
狂気の果てに、今のわれわれがあることを忘れまい。
No more war,
No more HIROSHIMA,
and No more NAGASAKI.
昭和の新聞は倉庫を整理しているときに出てきたもので、食器などの包装紙として使われていた。
活字の書体が古めかしかったので、
(やけに古い新聞だなぁ)
と、できるだけ破らないように紙面を広げて日付を確認したところ、ほとんどが戦時中のものだった。
収録されているのは、当時の毎日新聞、朝日新聞、それから満州日報。
現在から遡って、わずか60年ほど前の事実が記されている。
一面記事の内容が、今とは違いすぎる。
違いすぎて、まったく冗談のようにさえ思えてしまう。
誰かがこしらえたフィクションではないか?と錯覚してしまう。
だが、事実である。
新聞は、この日本が大まじめに戦争に明け暮れた時代が、ほんの少し前に、虚構でも何でもなく確実に存在していたことを物語っている。
「狂気である」
と直感した感覚を、わたしは忘れまい。
狂気の果てに、今のわれわれがあることを忘れまい。
No more war,
No more HIROSHIMA,
and No more NAGASAKI.
by riv-good
| 2007-08-06 23:09
| 文字中毒