続・実家の仔ネコ2

わたしの自宅でもネコを2匹飼っているのだが、外には一歩も出さない。

今の部屋に越してくる前、不動産の担当者が、

「この辺はネコ・エイズが流行ってるのでね〜」

と話してくれたこともあり、窓の外を眺めてばかりの彼らには申し訳ないのだが、

「遊んでこーい!」

と言い遣る勇気が湧いてこないからだ。

その点、実家のネコたちは自由である。

ケンカやら病気やら交通事故やら、外ならではの危険に晒されてはいるものの、「飼う」という人間の行為に束縛されず、でもゴハンは好きなだけ与えられ、気の向くままに遊びに出る。

うちのネコも実家のネコと同じような待遇にしてみたら、今の生活には戻れなくなりそうだな……と想像してみたりする。

さて、実家のネコである。



c0025348_37354.jpgシマ。

夏はたしか「トラ」と呼ばれていたような記憶があるのだが、今回ははっきりと「シマちゃん」と呼ばれていた。どうやら改称されたらしい。

「シマ!シマ!」と家人が呼ぶ声はするものの、なかなか人前には出てこない。これも相変わらずだ。

どうしているのかと様子を見てみると、ひたすら温水器の上で暖を取っていた。ネコは涼しいところと暖かいところには敏感である。




c0025348_3834.jpgシッポ。

実を言うと、夏は顔を撮れないでいた。

理由は分からなかったが、首から上に無数の傷を負っていて、そこからおびただしく流れた血が固まり、顔だけがくっきりと褐色に染まっていたのである。見るに堪えない姿だった。

人を見ると逃げるネコなので、捕まえて獣医に診せることもできない。そういう状況もあって実家でも、

「この子はもうダメかもしれん」

と半ば絶望していたし、わたしも再会を諦めていた。

が、冬にはその傷が見事に完治。このとおりの美麗な姿を見せてくれた。しかも、右目と左目の色が違うOdd Eyed(オッド・アイ)。

白ネコの場合は、Odd Eyed White(オッド・アイ・ホワイト)と呼ばれるらしい。先天的な聴覚障害があり、青い目をした方の耳が聞こえないとされている。

片耳が聞こえないまま、ノラとして生きるのは相当なハンディだと思う。顔に負った無数の傷はケンカによるものであったかもしれない。

それにしても、無事で何より。
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by riv-good | 2006-01-08 03:13 | 旅道楽

約10年の関東生活を経て長崎にUターン。長崎の生活事情や日常に沸き起こる出来事を書き綴っています。歌も歌います。フードアナリスト協会 正会員。何者でしょうか?


by 裕一郎
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