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4週間の軟禁生活

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外出を控えて、気づけば4週間くらい経っていた。

例の「はやり目」に感染したのが3月中旬。感染力の強さゆえ自宅にカンヅメだ。

完治の目安となる2週間が終わる頃、次は娘が高熱を出した。診断の結果、アデノウィルスが検出された。

「はやり目」の原因もアデノウィルスではあるのだが、それとは型が違うらしい。ひとまず、この父から伝染したアデノではなさそうだ。

4日ほどで娘は平熱に戻り、ちょろちょろと家の中を歩き回っている。すっかり二足歩行をマスターしていて、もうハイハイをする気配がない。

そんな娘の姿から白無垢姿まで想像しようとした束の間、今度はわたくしが突然の発熱に見舞われて38.4度。

扁桃腺が腫れ、熱がひたすら高い。こいつはどうやら娘のアデノに感染したらしい…。

幸いこの熱は早々に下がったけれども、咳がまだしつこく残っている。子どもからうつされる風邪は猛威を奮うので、まったく油断がならない。

ということで、やっとこさアデノ系キャッチボール地獄から抜け出した。大手を振って外出できたのは4週間ぶりである。

諫早方面にクルマを走らせると、東長崎にあったファミリーレストランJOYFULが跡形もなく消えていて驚く。

僅か1ヶ月足らずで、浦島太郎状態だ。


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by riv-good | 2017-04-08 21:05 | ヒトの衣谷さん | Comments(0)

弱り目に、はやり目

左目が霞むなぁ…と鏡を見てみたら、濃い色の目ヤニが瞳にまとわりついていた。

(さすが4倍量の花粉は違うね)

はじめは花粉症の激化を疑ったのだが、痒みが伴っていないのはなんだか怪しい。

詳しい知人に相談したところ、色つきの目ヤニが出ているならウィルスに感染している可能性が高うございますということで、近いうちの通院を勧められた。

早速その翌朝。目ヤニがこびりついて目が開かない。

(ああ、ダメだ!なんだこれ?)

しかしまだ朝早い。これほど眼科医の受診を待ち遠しく思ったことはない。

時間を潰しに潰してかかりつけの眼科医へ。受付を済ませると、いつもの待合室ではないところに連れていかれた。

(ああ、これはアレだ)

顔や身体に発疹の出た息子を小児科に連れていったとき、待合室とドア一枚を隔てた別室に通されたものだ。

平たくいうと、感染源としての待遇である。
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診察の後、『はやり目』と題されたパンフレットを手渡された。看護師から丁寧な解説と指導を受ける。

「はやり目」。

俗称は柔らかい印象を受けるが感染力は猛烈。インフルエンザ級らしい。

空気感染はしないそうだが、患者が手に触れたものを媒介して広まる。学校保健安全法では出席停止。大人ならば出勤停止。

幸いなことに、学校には通ってないし、会社もオンライン上にあるので、むやみに撒き散らさずに済みそうだ。

ただ、身近な家族にうつしてしまうリスクはかなり高い。タオルを分けるのはもちろん、原因のアデノウィルスは水の中に潜伏して宿主を探すというので、お風呂には最後に入るなど、家庭内パンデミックを防ぎたいところだ。

今夜はさっそく、息子からの入浴の誘いがあったのだが、それはそれはもう丁重にお断り申し上げた。

「目が赤いから、とーちゃんは一緒に入れない」

と何度か告げると、彼はしぶしぶ了承してくれて、母と娘の待つ風呂場へと姿を消した。

ところで、どこでこのウィルスを拾ってしまったのかは大きな疑問が残っている。

はやり目は子どもの病気だと思っていたのだが、当の保育園児2人は平気にしている。

この中年男性が、どうして・どこで、このウィルスを拾ってしまったのかはわからない。たいして外出もしないのに、家族の誰よりも先に「はやり目」をゲットしてしまった。

これは何なのだろう。

才能?

【おまけ】画像は診断から3日目の経過。右目も感染して瞼が腫れあがった。目頭が熱く、ゴロゴロした不快感を伴い、涙が止まらない。
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朝起きたら両目が、

「3 3」

になっていてとても気の毒だったよと、妻はクスリと笑った。

保菌している可能性があるので、三連休は自宅に軟禁。もうしばらくは自宅待機。

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趣味にしているスイミングも、今月いっぱいはお預け。
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by riv-good | 2017-03-21 23:00 | ヒトの衣谷さん | Comments(0)

読み聞かせとGT-R

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ここ数ヶ月で、寝る前の読み聞かせが息子の習慣になってきた。

一時期は21時を回っても「おやすみしなーい」と豪語。寝かせるまでが大変だった。それが最近では、あれやこれやと両手に抱えられるだけの絵本を本棚から取り、率先して寝室へと消えて行く。

本を読んでもらうのが、1日を締めくくる儀式として楽しみで仕方ないのだろう。早ければ20時過ぎには読み聞かせモードに入るのだから、以前に比べると眼を見張るほどの変化だ。

近頃のお気に入りはコント…いや『こんとあき』。それから、あっという間のスヤスヤ絵本『おやすみ、ちいさなこ』。

これらが定番なんだけれども、少し前まではこんな本も読み聞かせラインナップに含まれていた。

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『トミカ 1000+コレクションBOOK(3)』

これはたまらない。

なにせ、読むところがない。

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それでも「読んで」と言われれば、一台ずつクルマの名称を読み上げるしかない。

タイトルに含まれる「1000+」のことを想えば、意識が遠のく。1番「ブルーバードSSSクーペ」に始まり、1035番「スバル レガシィ B4 覆面パトロールカー」で終わる。

長旅である。1日の終わりに待ち構える、酷な旅である。

(クルマよりも羊の数をかぞえたい。)

親はそう願った。

しかし最近になって、息子は読み聞かせの醍醐味がわかったようだ。

「読んでもらう本にはストーリー性がある方が面白い」

そうだろう、そうだろう。彼はそう思ってか、いつしかラインナップからトミカ図鑑を外すようになった。やれやれである。

しかし、息子のクルマ好きが変わったわけではない。現在のところの強敵は『NISSAN GT-R』である。

息子がGT-Rというクルマの存在を覚えた頃、日産に勤める知り合いに、それこそ軽い気持ちで「パンフレットください」と頼み、送られてきたのが事の発端である。

ふつうクルマのパンフレットといえば、どういうものを想像するだろうか。見開きの真ん中をホチ留めされた、わりと上質な紙でできた薄い冊子だろう。

しかし、NISSAN GT-Rはわれわれの想像を遥かに凌駕した。止まった状態から時速100kmに達するまで、わずか2.9秒。世界最速の10台にランクインする日本製スーパーカーのパンフレットは違った。

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『NISSAN GT-R』

見た目はもはや写真集だ。エンジンばかりかパンフレットの装丁にまで、"匠"の仕事が施されたかのようである。

読み応えも抜群。写真だけではなく、GT-Rの歴史、開発の背景、スペックに関する薀蓄などなどが小さい文字で記されている。

この点、トミカ図鑑と違って困る。なにせ、読むところが多すぎるのだ。一節を引用すると、このような具合である。
GT-Rの開発は、まずリヤタイヤに必要なグリップ力を決めることから始まった。そのために、リヤタイヤに大きな荷重が加わるようトランスミッションを後方に配置する。つまりトランスアクスル方式を選択した。次は、限界域までニュートラルステアを保ち、ブレーキング時にも車両姿勢をフラットに保つために必要なフロントタイヤのグリップ力と荷重を割り出し、そのための前後の最適重量バランスと重心位置を決めた。そして、最後にエンジンの仕様と搭載位置を決める。つまり目標の性能を実現するために、4輪にいかに荷重をかけるか、どれだけのグリップ力が必要かということをすべてに最優先したのである。こうしてフロントミッドシップのトランスアクスル方式4WDというパワートレインが決まると、次は……

クルマのTV番組「カーグラフィック」を観たことのある人なら、古谷徹の声で脳内再生されたのではないだろうか。

それはそうと、布団の中で目を爛々と輝かせる息子は、「トランスアクスル方式」という用語をいったいどんな気持ちで受け止めているのだろう。

「アクスルとアクセルは似てるけど、違う」

余計な一言を挟んでしまう親も親である。

最後に『NISSAN GT-R』の冒頭を飾るとても印象的な一文を紹介して、この記事を締めくくろう。

あなたは、生まれて初めてステアリングを握ったときの気分を覚えているだろうか?

ツッコミはこの人の声で。

「ステアリングなんて、握ったこともないくせに」

CV: 古谷徹
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by riv-good | 2017-01-17 12:00 | ヒトの衣谷さん | Comments(0)

クリスマス会 2016

先週の土曜日、息子の保育園では暦よりも一週間早くクリスマス会が催された。

プロテスタント系の保育園ということもあって、正統なイベントが執り行われる。

クリスマス会は4部構成になっていて、まずはページェントと呼ばれるイエス・キリストの生誕にまつわる演劇。それから牧師さんのお祈りを経て、祝会と称する各クラスの出し物が披露され、会の最後にはサンタクロースがやってきてプレゼントを配る。

まさに半日がかりでキリストの誕生を祝うのだ。

今年のページェントでは息子にも「子羊」の役が与えられていた。ステージ上で6匹の子羊たちが聖歌隊の歌に合わせて踊った。ほんの1分足らずの出番だけれども、12月に入ってからはそれなりの時間を練習に費やしていたようだ。

そういえば、お迎えに行ったとき、先生から息子の歌や踊りについてこう訊かれた。

「大好きみたいですよー。おウチでも歌ったり踊ったりしてるんですか〜?」

している。といっても子羊役の練習とかではなくて、星野源の「恋」とか「Drinking Dance」などの最新曲を歌うし、恋ダンスはおろか他のPVのマネもちょいちょいやっている。

「お父さんも、踊りとかお好きなんですか?」と訊かれたこともあったのだが、そのときは、

「ええまぁ」

と口を濁し、目を逸らした。

ページェントは何事もなく終了。

会場内は我が子・我が孫の出し物を待つ祖父母や父母の熱気で充満していて空気が薄い。連れてきた下の子もヒマを持て余しておとなしくしていないので、牧師さんのお祈りが終わったタイミングで、わたしは園庭に出た。

やがて各クラスの出し物が終わる。クリスマス会はいよいよクライマックスを迎えた。そう、サンタクロースの登場だ。

サンタクロースは、園児一人ひとりに手渡しでプレゼントを配る。これくらいの年齢の子どもたちにとっては、刺激的で忘れられない思い出になるだろう。

さてここで、去年のクリスマス会にやって来たサンタクロースのことに触れておかねばなるまい。

コスチュームは完璧だった。サンタの帽子、サンタの白髭、サンタの服、プレゼントが入っているであろう白く大きな袋。そして台詞の英語も。

しかし、彼は褐色の日本人だった。帽子と髭の間に見える顔や、服の袖から出ている手が、何度目をこすって見ても浅黒いのだ。

「思ってたんと違う…」

率直な感想がうっかり口をついて出た。

今年はどうだろうか。

同じサンタクロースが来るのだろうか。

園庭からは2階の窓の奥に、控室から廊下を伝って会場に向かってくるサンタクロースの姿が見えた。

なんということでしょう。

会場の出入り口の前で立ち止まったのは、去年と同じ褐色のサンタクロースだった。

不意に背後の教室の窓が開いた。学童保育に来ていた小学生が顔を出して口々に言う。

「あのサンタ、誰?」

「あのサンタ、誰?」

学童保育の担任の先生が言った。

「誰って、サンタはサンタでしょうが。ねぇ?」

と、こちらに同意を求められて焦る。

「ええまぁ」

全ての子どもたちの名が呼ばれ、プレゼントが一人ひとりに行き渡ると、サンタクロースと過ごしたひとときもお別れを迎える。

スピーカーを通して司会進行役の先生の声が聞こえてきた。

「サンタさんプレゼントありがとう!お礼にみんなで歌って、サンタさんを見送りましょうね〜」

そうして始まった曲が、これだ。

『慌てんぼうのサンタクロース』

一週間も早く招かれたのに、慌てんぼう呼ばわり。

ああ、サンタよ。

ああ、褐色のサンタクロースよ。

Merry Christmas、楽しいクリスマスを。

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by riv-good | 2016-12-24 11:03 | ヒトの衣谷さん | Comments(0)

おやすみなさい

「はい、お父さんに『おやすみなさい』は?」

と促された息子(2才)は、満面の笑みをわたしに向けて、

「えび、おいしいね!」

と言い残して寝室へと消えていった。
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by riv-good | 2016-02-04 14:16 | ヒトの衣谷さん | Comments(0)

長崎県諫早市出身。約10年の関東生活を経て長崎市在住。長崎の料理や食材のレベルの高さを思い知らされる日々。長崎の食卓事情や日常に沸き起こる出来事を書き綴っています。歌も歌います。フードアナリスト協会 正会員。何者でしょうか?


by 衣谷(ゆう)
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