タグ:神奈川 ( 5 ) タグの人気記事

2008年の、いざ鎌倉 −その2−

江ノ電・「極楽寺」駅で降り、改札で駅員に切符を手渡す。

曇天模様が、やや湿り気を帯びた空気を運ぶ。線路と平行に走る一車線の緩い坂道。道の脇には石垣、商店、青く茂った森。そこかしこに散見される、あじさいの小さな群れ。

あじさいには雨に濡れた石垣が似合う。石畳もいい。あじさいのうっすらとした色合いは、モノトーンの世界にこそ、唯一有色の存在として映える。晴れ渡った天候では、空の青が飲み込んでしまう。

坂道を上る人々は間隔の大きな列をなしており、自然、彼らの後を追うように歩く。一帯の地名となっている極楽寺を左手に見遣りながら、「成就寺」を目指す。

やがて坂道は頂点に達し、上りよりもややきつい勾配で下り始めるところに、成就寺は在る。

細い石段。小さな山門。狭い境内。

境内に至るまでに、いくつもの小さなあじさいの群れに遭遇する。早くも待ちきれない人々はここでシャッターを押す。

賽銭を投げ込み手を合わせる。境内を出て右手には、異様な人壁ができていることに気づく。人と人との間から背伸びをして先の様子を伺うと、由比ヶ浜が一望できる…だけではなかった。

c0025348_0581125.jpg


あじさいが、坂道をなしている光景。

あじさいとあじさいとの間には、石段を下る人々の頭・頭・頭。あじさいはちょうど人の頭くらいの大きさをしているので、あじさい柄の帽子を被っていたら、見分けがつかない。

c0025348_0582757.jpgあじさいの見頃、開花ピークがいつ頃なのかはよくわからない。

ほぼ一定の期間に一斉に咲き、ほぼ同時に散っていく桜の花とは違い、一部の集まりが咲き、一部の集まりが枯れ、また一部の集まりが咲き、また一部の集まりが枯れる。

同じ場所で何度も開花を拝むことができるので、「あのときが一番多く咲いていた」と過ぎた時間を振り返るのが、確実にピークを知る方法だろう。

長谷寺にも足を運んだが、こちらは「待ち時間40分以上」などというテーマパークさながらの掲示がされていたので諦めた。

正確には諦めようかどうか悩んだのだが、その刹那、待ち時間の数字が「60」に更新されたので、諦めがついた。
[PR]
by riv-good | 2008-07-04 01:02 | 旅道楽 | Comments(0)

ハトカー

ずいぶん間が開いてしまいましたが、鳩三郎の続き。

c0025348_19102236.jpgさらに、豊島屋で購入したのは「ハトカー」。

なんとボールペンのトップに付いているハトを、取り外して遊べるというスグレモノ。


(なぜ単体販売せず、ボールペンを付けたのか?)


という疑問は置いておくとして、さっそく走らせてみましょう。





チョロQみたいに、ぐーっと後ろに引いて・・・
c0025348_1985032.jpg


びゅーん。


c0025348_1993086.jpg
あ、やつらの餌食に。。。



ちなみに、ハトカー装着のまま書き物をすると、ペンが重くて大変。

200字書くのにも手がツリそうになります。

「ハトカー」、お値段600円(税込)。

店頭では対面販売なので、店員さんに、

「鳩サブレーの10枚入りを1つと、鳩三郎を3つ、それからハトカーを2本」

みたいな感じで伝えましょう。

【参考URL】
鎌倉の味 鳩サブレー 豊島屋
サイトのロゴをクリックすると…。
[PR]
by riv-good | 2007-08-04 19:19 | テレショップ少将 | Comments(2)

鳩三郎

c0025348_1119951.jpg鎌倉の有名なお菓子と言えば、豊島屋の「鳩サブレー」。

鳩サブレーは美味しい。そして、豊島屋はおもしろい。豊島屋・本店には、本店でしか買えない鳩グッズがあるのです。

まずは「鳩三郎」。

テレビでも紹介されていたりするので、今や結構有名かも。

触り心地がいい感じの、鳩サブレーのミニチュア。

みなさんの身の回りにも、携帯電話などに提げてる人がいるのではないでしょうか。

ちなみに、鳩サブレーの草創期−明治時代は「サブレー」という言葉がまだ日本に存在していなかったので、馴染みのある語感をあて「三郎」と呼んでいたらしいです。

「鳩三郎」、お値段は500円(税込)。
[PR]
by riv-good | 2007-07-13 11:20 | テレショップ少将 | Comments(2)

高徳院・鎌倉大仏

先日、同僚と鎌倉散策に出かけた。
何はなくとも、まずは大仏だ。

大仏の安置されている高徳院へは、JR鎌倉駅に隣接した江ノ島電鉄に乗り、
長谷(はせ)で降りる。
鎌倉駅からも歩ける距離ではあるが、やはり観光の楽しみ、江ノ電を使う。

長谷駅からの人の流れはほぼ一定で、長谷寺か高徳院の二手に分かれる。
どちらも同じ方向にあるので、団体を追いかけるだけで、
いずれかの観光スポットに辿り着けるらしい。

高徳院の拝観料は大人300円。

拝観料を払わなくても、大仏の姿は拝むことができる。
とりあえず、入り口から見える大仏の頭部を撮影。

c0025348_0502482.jpg


大仏の高さは約11m。
とても大きいので、どんな距離からでも、
どのようなアングルからでも記念撮影できてしまう。

なので、
大仏を背景に記念撮影する人、
大仏を背景に記念撮影する人を背景に記念撮影する人、
大仏を背景に記念撮影する人を背景に記念撮影する人を背景に記念撮影する人、
…なんていう構図が、このあたり一面に展開されている。

うーん、圧巻。

c0025348_052590.jpg


大仏の内部(胎内)にも入ることができる。
拝観にはさらに20円が必要で、一度に30人以上は入れないよう入場制限がある。

胎内には、大仏の構造についての解説が1枚だけ掲示してあって、
これがまた何気なく衝撃の事実が記されているのでおもしろい。

いわく、大仏様は免震構造を備えている。

その性能たるや第1級で、
「どんな規模の地震が来ても、絶対に台座から落ちることがない」
レベルのものであるらしい。

大仏様、見た目以上に高性能なのである。

勝手な想像をしてしまうのだが、万が一ものすごい震災に遭ったとして、
大仏の頭髪だけが台座の外に転がり落ちていたらどうしよう…。

「やはり偽装だったのか」

なんてな。


c0025348_0533119.jpg余談。

鎌倉大仏は、奈良・東大寺の大仏と並んで日本を代表する大仏様。

東大寺の方が断然古いのだが、鎌倉大仏は新しいにもかかわらず謎が多いらしい。

Wikipediaで検索してみると、いつ・誰が・なぜこの大仏を造ったのか?という基本的なプロフィールが不明。

木造から銅製に変わったという大きな変化でさえ、その経緯を留めた記録は、いまだ発見されていない。

鎌倉の大仏様、奥ゆかしい。
[PR]
by riv-good | 2007-07-12 00:58 | 旅道楽 | Comments(4)

甲冑に魅せられる

c0025348_3152635.jpgAmazonで『【決定版】図説・戦国甲冑集』を購入。すっかり読みハマっている。

先日、箱根まで遠出したのだが、その観光コースに「箱根・武士の里美術館」を入れたことが、わたしの甲冑意欲に火がついた発端である。

事前にホームページをチェックすると、戦国時代の珍しい兜が展示してあることがわかった。

以前に何かの雑誌でみかけた「変わり兜」で、「前立て」という部分に独特の意匠が凝らしてあるシロモノだ。言ってみれば、戦国武将のオシャレ・グッズである。

500年前に存在していた日本人の感覚に出会う。なんだか不思議な気持ちが湧いてきて、好奇心に任せるまま遊びに行ってみた。

美術館というより家屋といった佇まい。わたしがクルマを停めると、ちょうど館長とおぼしき人物が庭の手入れをしていた。

彼はクルマのナンバーを見るなり、

「おー、わざわざ野田からいらっしゃいましたか」

と親しげに声を掛けてくれたのだが、次の言葉が、わたしの意表を突くものであった。

「お好きなんですか?」

まるで秘宝館にでも来てしまったような、微妙な恥ずかしさに襲われてしまう。

(すすす、好きといえば好きですが…)

と中途半端に苦笑せざるを得ない。

結局、わたしはこの小さな美術館にかれこれ1時間以上も足を止めることになった。

いや、ものすごく感動した。デザインはもとより、細工が巧み。

鎧を縫っている紐1本1本が、スニーカーの靴紐に似ていることに気づいたのだが、当然当時は手縫いである。細かい。

膝当ての部分も、一見すれば単なる亀甲模様なのだが、ワッフル状に仕立てることでクッション性を高めていることが伺い知れる。

この繊細な感覚が、500年も前から日本人の中に存在していたのか…と、改めて感動。

c0025348_3174178.jpg外に出てクルマに乗り込むと、運転席側のウィンドウを叩く者がいた。

例の館長である。窓を開けると、

「ほんっとうに好きなんですね!」

と感激されてしまった。そうそう長居する客もいないに違いない。

「アレ、見ましたか?黒くて、ちょっと大きめの。関ヶ原に捨てられていた鎧のヨコにあったヤツ」

それが何かと尋ねてみたところ、

「アレね、酒井忠次の鎧なんですよ」

「えええええっ!?」

思い掛けなく、戦国の有名人に出会えてしまった。もう一回入館しようかと思ったくらいである。

さて、『【決定版】図説・戦国甲冑集』によると、同じく徳川家家臣である榊原康政の具足が、東京国立博物館に収められているらしい。ぜひ見たい。

なんだか甲冑目当てで、全国を旅してしまいそうな予感がする今日この頃だ。
[PR]
by riv-good | 2007-04-14 03:29 | 旅道楽 | Comments(0)

長崎県諫早市出身。約10年の関東生活を経て長崎市在住。長崎の料理や食材のレベルの高さを思い知らされる日々。長崎の食卓事情や日常に沸き起こる出来事を書き綴っています。歌も歌います。フードアナリスト協会 正会員。何者でしょうか?


by 衣谷(ゆう)
プロフィールを見る