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江戸町・群来軒のちゃんぽん

過去の話題になるが、ブラタモリ・長崎編のエンドロールでのこと。

ちゃんぽんらしきものを食す桑子おねえさん&タモリ氏の姿。本編には出てこなかった場面が、スチールで映し出される。

twitterの反応によると、 このワンシーンを食い入るように見つめていた長崎県人は多かったようだ。

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「どこのやろか…」

県人たちは口々に呟いた。

この興味の核心は、「あの食通・タモリ氏に、いったいどこのちゃんぽんを食わせたのか?」である。

しかし一部の県人たちにとって、このちゃんぽん屋の特定は容易いものであった。

「郡来軒やね」

手がかりとなったのは背景だ。晴れなのか曇りなのか雨が降っているのか外の天気さえ窺い知れないブラインドの掛けられた窓。それである。

群来軒は長崎市の江戸町にある。歴史的史跡「出島」がある場所なので、フリープランで観光に来られた方なら無理なく足を運ぶことができる。

ただ、店の外観は"THE 中華料理店"のような派手さがなく、ぼんやり歩いていると見落としてしまう。出島側から江戸町商店街に入るとスグ赤い看板が出ているので、それが目印。場合によっては、客の行列が目印になるかもしれない。

群来軒のちゃんぽんはとてもシンプル。スープも動物性の脂っぽさがなく、旨味がある。一言でいうと上品。

もし長崎観光のスケジュールに余裕があるなら、初日からは他の店のちゃんぽんを食べ歩き、日程の最終日に群来軒を訪れてみるといいだろう。その上品さが何かを実感できるはずだ。

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さて、群来軒にてぜひとも達成したいことが1つある。

それは…

「タモさんの通された席で、ちゃんぽんを食べたい!」

おそらく二階の奥にある席なのだが、ここに通されたときのために、タモリのモノマネをマスターしておこうと思う。披露できるのはいつの日になることか…。

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by riv-good | 2016-12-06 22:30 | 長崎の呑喰道楽 | Comments(0)

濃厚・天天有のちゃんぽん

長崎を訪れた方々の食の参考になれば…と思い、長崎ちゃんぽんについてアレコレ書き綴っていく第1回目。

まずは、「思案橋」という長崎市随一の歓楽街にある天天有というお店のちゃんぽん。
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豚骨が効いていて、際立って濃厚。

「濃厚」というと天下一品ラーメンのような強い味付けないしギトギト感を想像してしまいがちだが、ここで言う濃厚は、それとは意味合いが違ってくる。

九州と関東とでは料理の味付けが違う。なので「濃厚」の捉え方も違ってくる。九州人が「濃厚」と評するものを関東人が食したとき、おそらくそうは思わないだろう。

濃さで言えば、

「まぁ、ふつう」

という反応かもしれないし、濃いというよりもむしろ、

「コクがある」

「旨みが強い」

といった印象を受けるのではないだろうか。

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天天有のちゃんぽんはコクが強い。比較的あっさり系の長崎ちゃんぽんが多い中、ここなら関東の味覚に慣れた人でも満足できるだろう。

個人的には水筒に詰めて持ち歩きたいほど旨みのあるスープだ。

こちらのちゃんぽんは、一杯750円。

▼関連サイト
天天有: http://www15.ocn.ne.jp/~tentenyu/
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by riv-good | 2013-09-07 18:45 | 長崎の呑喰道楽 | Comments(0)

長崎の美味しいちゃんぽん

「長崎ちゃんぽんの美味しいお店はどこですか?」

非常に悩ましい質問である。

長崎を訪れた観光客が「美味しいちゃんぽん」を求めて地元の人に尋ねる。

すると彼はこう答えるのだ。

「リンガーハットが良かですばい」

この件は、ネットで読んだり人づてに聞いたりする話で、長崎を訪れたのにリンガーハットを紹介されてガッカリしたというオチである。

株式会社リンガーハット自身がこれをどう意識しているのかは分からないけれども、長崎の人がリンガーハットを勧める理由は分からないでもない。

一人でも家族でもデートでも使うので日常的な馴染みがあるし、どの店で食べても味のバラツキが少ない。価格も安い。

リンガーハットのちゃんぽんは長崎県内ではいわゆる「テッパン」のレベルにあるのではないかと思う。

「テッパンのちゃんぽん」

と言うとそれはそれで「焼きちゃんぽん」と混同してしまいかねないが、リンガーハットのちゃんぽんは、いつでも気軽に食べられるごくごく標準の味だ。

とはいえ旅行者であるならば、全国展開しているありふれたお店を紹介されたのでは納得できないだろう。

「美味しい長崎ちゃんぽんのお店はどこですか?」

いっぱしの長崎人であれば悩む。食通の長崎人であればあるほど答えに窮する深い問いである。

問いかけられた者は、インスピレーションを得るために禅を組んで瞑想に耽るかもしれない。

またある者は、食材の好き嫌いから始まり、その生い立ちや、ふだんの生活習慣などなど、あなたのことを根掘り葉掘り訊き出すかもしれない。

もしかすると、

「トルコライスでも食べながら、じっくり話ばせんですか?」

と、違う種類のメシを勧められる結果に至るかもしれない。

それへの回答はハードルが高い。

スープ・具材・麺、店によってどれも違う。そのバリエーションは、いわば各家庭のカレーライスに匹敵する。種類が豊富すぎるのだ。

旅行者がはたしてどのようなちゃんぽんを「美味しい」と感じるのか?期待に応えるためには、その人の趣向や味覚についての情報を事細かにヒアリングする必要性が出てくる。

訊かれる長崎人とは逆の立場になってみよう。

とりわけ団体で訪れる観光客にとっては、ツメツメの旅程の中において、出会えるちゃんぽんの選択肢はきわめて限られる。

おそらく広告力のある大手のちゃんぽんを食すことになるだろう。それでも、長崎ちゃんぽんのバリエーションのone of themでしかないことは忘れて欲しくない。

「まぁ、こんなものか」

という味だったなら、他に美味しいちゃんぽんがきっとある。
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by riv-good | 2013-01-24 19:50 | 長崎の呑喰道楽 | Comments(1)

約10年の関東生活を経て長崎にUターン。長崎の生活事情や日常に沸き起こる出来事を書き綴っています。歌も歌います。フードアナリスト協会 正会員。何者でしょうか?


by 衣谷(ゆう)
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