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五島産 きびなご 1kg

地方に住んでいると、思いがけないお裾分けにありつけることがある。

先日、週に何日か五島に勤務している知人からメッセージが届き、「貰ってくれませんか」と懇願された品が、きびなごだった。

これ、どうぞと彼が手渡したビニール袋は意外にも重たい。

「えっ?こんなに?」

と反応したところ、

「むしろ、そのくらいでいいんですか?」

とインフレを煽る一言が返ってきた。

彼は乗ってきたクルマの後部座席のドアを開け、さらには助手席のドアも開け、ほらこんなに…と、その実態を披露する。

「わー!!」

地元の人から「いつもお世話になっとるけん」とお礼に受け取ったそうなのだが、量が常軌を逸している。

もしかすると五島の住民にとっては日常的にやりとりする量かもしれないし、または知人が彼の地において果たしている偉業への対価…すなわち感謝の量なのかもしれない。

しかし、第三者の目に映るのは「貰った」というよりも「仕入れた」という方が自然のように思える量であった。

自室に戻り、妻にビニール袋を持たせると、

「えっ、こんなに?」

と同じ反応が返ってきた。

「だろ?」

ビニール袋の口を解いて中身を覗く。一瞥して数えきれないことを悟ったのでスケールに乗せる。デジタルは約1kgの数値を示した。

きびなごが1kgもある。

きびなごがどんな魚かを想像できない人は、「うまい棒」をキロ単位で手渡されるのを想像してみると良いだろう。

変な声が出るはずだ。

さて、格好の調理方法はというと天ぷらだ。

魚の鮮度を活かし、かつ手軽に味わうにはもってこいの料理。知人も天ぷらにしたところ仰け反るほど美味しかったとFacebookに書いていたし、ワタを取るなど下処理さえ不要というので、我が家でも天ぷらに決めた。

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きびなごの群勢をざっと水洗いして、穴あきボウルに入れて水を切る。

天ぷらの衣には卵の代わりにマヨネーズを使った。専用の天ぷら粉を買い求めなくても、水・小麦粉・マヨネーズの3つだけで、サクサクに揚がる。

レシピはキューピーのサイトを参考にした。

役に立つかは分からないが、きびなご1kgに対しての分量を記しておく。レシピの2倍量だ。
小麦粉・・・100g
水・・・150ml
マヨネーズ・・・大さじ2

キューピーのレシピを引用しながら恐縮だが、ウチは松田のマヨネーズを使用している。しかし、仕上がりにはまったく影響なし。

(マヨネーズの味がする天ぷらなんてヤだ…)

できあがりの風味を恐れる人もいるだろう。しかし、恐れることなかれ、マヨネーズを使った痕跡は味として残らない。残るのはサクサクの食感だけである。まだ試していない人はぜひ。

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はい、きびなごの天ぷら、できあがり!

ファミレスのメニュー風にいえば、「山盛りきびなごフライ」といった感じだろうか。

そのお味は抜群。新鮮なきびなごにも特有の苦味があると思うのだが、それを感じないのは五島の海のポテンシャルかもしれない。きびなごの食生活が良いのだ。

テーブルに置いておくと、スナック感覚で手が伸びてしまう魔性のきびなご。

いつも狙って食べられるものではないが、次に機会があれば2kgくらい引き受けても良いよ。
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by riv-good | 2017-03-25 11:35 | 長崎の呑喰道楽 | Comments(0)

弱り目に、はやり目

左目が霞むなぁ…と鏡を見てみたら、濃い色の目ヤニが瞳にまとわりついていた。

(さすが4倍量の花粉は違うね)

はじめは花粉症の激化を疑ったのだが、痒みが伴っていないのはなんだか怪しい。

詳しい知人に相談したところ、色つきの目ヤニが出ているならウィルスに感染している可能性が高うございますということで、近いうちの通院を勧められた。

早速その翌朝。目ヤニがこびりついて目が開かない。

(ああ、ダメだ!なんだこれ?)

しかしまだ朝早い。これほど眼科医の受診を待ち遠しく思ったことはない。

時間を潰しに潰してかかりつけの眼科医へ。受付を済ませると、いつもの待合室ではないところに連れていかれた。

(ああ、これはアレだ)

顔や身体に発疹の出た息子を小児科に連れていったとき、待合室とドア一枚を隔てた別室に通されたものだ。

平たくいうと、感染源としての待遇である。
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診察の後、『はやり目』と題されたパンフレットを手渡された。看護師から丁寧な解説と指導を受ける。

「はやり目」。

俗称は柔らかい印象を受けるが感染力は猛烈。インフルエンザ級らしい。

空気感染はしないそうだが、患者が手に触れたものを媒介して広まる。学校保健安全法では出席停止。大人ならば出勤停止。

幸いなことに、学校には通ってないし、会社もオンライン上にあるので、むやみに撒き散らさずに済みそうだ。

ただ、身近な家族にうつしてしまうリスクはかなり高い。タオルを分けるのはもちろん、原因のアデノウィルスは水の中に潜伏して宿主を探すというので、お風呂には最後に入るなど、家庭内パンデミックを防ぎたいところだ。

今夜はさっそく、息子からの入浴の誘いがあったのだが、それはそれはもう丁重にお断り申し上げた。

「目が赤いから、とーちゃんは一緒に入れない」

と何度か告げると、彼はしぶしぶ了承してくれて、母と娘の待つ風呂場へと姿を消した。

ところで、どこでこのウィルスを拾ってしまったのかは大きな疑問が残っている。

はやり目は子どもの病気だと思っていたのだが、当の保育園児2人は平気にしている。

この中年男性が、どうして・どこで、このウィルスを拾ってしまったのかはわからない。たいして外出もしないのに、家族の誰よりも先に「はやり目」をゲットしてしまった。

これは何なのだろう。

才能?

【おまけ】画像は診断から3日目の経過。右目も感染して瞼が腫れあがった。目頭が熱く、ゴロゴロした不快感を伴い、涙が止まらない。
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朝起きたら両目が、

「3 3」

になっていてとても気の毒だったよと、妻はクスリと笑った。

保菌している可能性があるので、三連休は自宅に軟禁。もうしばらくは自宅待機。

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趣味にしているスイミングも、今月いっぱいはお預け。
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by riv-good | 2017-03-21 23:00 | ヒトの衣谷さん | Comments(0)

鮮やかな着地

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CASIOデータバンクが線香立ての上に着地しました。

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by riv-good | 2017-03-09 22:45 | 困惑の画像 | Comments(0)

2017年のバレンタインデーと結婚記念日と

息を抜くヒマがほとんどないまま、2月が終わった。

2月というと家庭行事が2つあるのだが、妻子は事情により上京。

今年のバレンタインもやはりアレだろうな…ともすると送ってくれるのだろうか…と心配していたものの、それは杞憂に終わった。

届けられたAmazonの梱包を解くと、「天狗ビーフジャーキー」。そして昨年の大ヒット作「北海道ジャーキー」のお目見えである。

北海道ジャーキーの方には「セット商品」と大きく書かれたシールが貼られ、ご丁寧にも5袋が輪ゴムでまとめられている。なかなか粋なデコレーションだ。

「バレンタインデーに足りないのは武骨さではないのか?」

世の中に投げかけられるアンチテーゼをひしとして受け止めた、2月14日であった。

DVD『デカ★黒川鈴木』は深夜ドラマの名作。なぜ話題にならなかったのかが不思議でならない。

原作は滝田 務雄『田舎の刑事の趣味とお仕事』。見所は、白石という無類の役立たず刑事を演じる田辺誠一だ。

その怪演っぷりは、映像を見た後で原作を読んでも全く裏切られることがない。むしろ田辺誠一の演技を観察しながら書かれた小説なのではないか?と本末転倒な感想が湧き上がってくる。

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まだ観ていない人は、ぜひご覧ください。

そして、2月末は結婚記念日。長崎に移って定着した習慣が「桃カステラを食べる」という行事。

幸い、数日前に妻子が戻って来たので、2014年から続けている行事はこれで3回目を迎えることができた。

そもそも桃カステラというのは、長崎独自の縁起物で、桃の節句を祝うためのお菓子。

カステラやらスポンジの上に、桃をかたどった砂糖がどっかりとコーティングされているという、シュガーロードならではの激甘お菓子である。

結婚記念日にはこれを頬張って悶絶する。それが我が家のスタンダード。
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今年はあれこれ選ぶ時間がなかったので、長崎では著名な「万月堂」の桃カステラ。

脇に置いてあるのは、iPhone 7 "Plus"。大きさがお分かりいただけるだろうか?
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by riv-good | 2017-03-01 22:00 | 長崎の呑喰道楽 | Comments(0)

約10年の関東生活を経て長崎にUターン。長崎の生活事情や日常に沸き起こる出来事を書き綴っています。歌も歌います。フードアナリスト協会 正会員。何者でしょうか?


by 衣谷(ゆう)
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