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押下してみませんか?

今回は、aneppeさんの「秋葉OLの楽しみ探し」より直近とは?の話題を頂戴いたしました。

「直近」

ちょっきん…と読む言葉なのですが、確かに新しい語感ですね。日常耳に入ってくることは稀ですが、活字の上では多用されているように思えます。

実はわたしにも気になる言葉があります。それは、

「押下」

これもやはり活字の上では頻繁に見かける言葉なのですが、読み方がさっぱりわからないのです。

わたしは今まで「おうげ」(仮)と読んでいたのですが、天下の『広辞苑(第五版)』には記載がありません。愛用の日本語変換アプリ“ATOK”でも変換できません。

やはり「おうげ」(仮)ってのは、読みが間違っているのでしょうか。

ためしに「押下」をYahoo!の辞書で調べてみたところ、
おし-おろす【押(し)下ろす】
おし-さげる【押(し)下げる】
(以上、大辞泉)
おしさ・げる【押(し)下げる】
(以上、大辞林)


との回答。

なるほど。「受け付け」を「受付」と書くみたいに、送り仮名を省いているパターンか。「押下」は、「おしさげ」と読むべし。

と思いきや、「おしさげ」はあまりに不自然でした。たとえば「押下」を使った文章には、

・ボタン押下時に…
・ボタンを押下すると…


なんてものがあり、口に出して読むととても違和感があるのです。

「ボタンおしさげじに…」

「ボタンをおしさげすると…」

うーん、まるで「おさげ」「おさげ」と連呼しているようで、頬が赤らんでしまいます。

もしかして、「おすげ」でしょうか。




押下とピーコ




……(_ _。)

いっそのこと「押下」なんて使わず、素直に

「押す」

と表現した方が断然わかりやすいではないかと思ったりしています。
by riv-good | 2005-03-03 22:02 | 文字中毒

約10年の関東生活を経て長崎にUターン。長崎の生活事情や日常に沸き起こる出来事を書き綴っています。歌も歌います。フードアナリスト協会 正会員。何者でしょうか?


by 裕一郎