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Haier(ハイアール)の全自動洗濯乾燥機・結論

Haier(ハイアール)の全自動洗濯乾燥機・結論_c0025348_1585644.jpg時間が経つのは早いもので、このドラム式全自動洗濯機を使い始めて約1年。

そろそろ良い時期なので「買ってどうだったか?」という結論を書き留め、Haierの稿は終了としたい。

さっそく結論から書いてしまうが、この製品には「駄作」の烙印を押す。もう一度書く。

これは駄作である。

おかげさまで、洗濯をするのがひどく億劫になってしまった。

スイッチを入れるたびに開催される「ハイアール祭り」。祭りのことを考えるだけで、ひどく憂鬱な気分になるし、毎度毎度「ドンガンドンガン」と音が出るたびにウンザリしてしまう。

この1年で、少しは付き合い方がわかった。一緒に洗う物の組み合わせを考えてあげると、被害は最小限になるのだ。たとえば、こんな風にグルーピングする。

■下着・靴下・ハンカチ・タンクトップの軽量クラス
■半袖のTシャツ4枚
■長袖のカットソーは2〜3枚+ハンドタオル2枚
■バスタオルは2枚が限界

溜まった洗濯物を片づけるためには、まずは洗濯物の選別しないといけない。そして、この4通りを実行。半日は、洗濯に費やされる。

それから、少なすぎる洗濯も苦手だということがわかった。

■バスタオル1枚
■ジップアップパーカー1着
■長袖セーター1着(手洗いモード)

この件については取扱説明書にも書かれているのだが、1点モノの洗濯ではエラーが発生する。エラーと書いているが、別にPCの話をしているわけではない。洗濯機の話だ。こいつの場合、

「脱水できないよぅ」

というエラーを発する。こっちは脱力してしまう。

このエラーを解消するためには、バランスを取れるような洗濯物を追加すると良いらしい。

(洗えるモノなんて、余計には無ぇよ)

しかもエラーが解消されるかどうかは、ちゃんと脱水が始まるまでわからない。結果が出るまで10分くらい待たされる。

こないだは3回連続でエラー発生。耐えかねたわたしはついにハイアールの胴体に蹴りを入れてしまった。

結局、パーカー1着と途中で投げ入れたバスタオルを洗うのに、1時間である。

時給をくれ、時給を。

もともと洗い5.0kgだし、容量が少ないのは仕方ない。が、ユーザーに対してこれだけのことを考えさせる洗濯機ってどうなの?と思ってしまう。「道具」失格である。

それから、今まで触れていなかった乾燥機能についてレビューしておく。

簡潔に言うと、仕上がりが悪い。この点、コインランドリーのガス式乾燥機と比べるのは可哀想なのだが、それでも肩を持つ気にはなれない。

仕上がりを手にして驚くのは、まるでドライヤーを使って乾かしてしまったような変な湿り気を帯びていることだ。その上、シワの付き方が尋常ではない。

シワは「洗い」の工程が終わった段階で一度洗濯物を取り出し、伸ばしてやることで、ある程度は軽減される。この作業をしている間、

「そもそも『全自動』とは何を意味するのか」

ということを深く深く考えさせられる。

結局、「洗い」から「乾燥」までノンストップで走らせたのは購入当初だけ。なにせ、できあがるのがシワシワのムレムレなので、乾燥機能は封印した。

雨が降る日にも洗濯できたらいいなぁ…という切なる願いから、全自動洗濯乾燥機を買ったのに、今や部屋干しがふつう。元も子もない話だ。

さて、長々と書き立ててしまったが、以上、Haier(ハイアール)の全自動洗濯乾燥機についての結論である。

久しぶりにSanyo Haier(サンヨー・ハイアール)のWEBを覗いてみたところ、ドラム型がラインナップから姿を消していたことは、とても興味深い。

次は、ちゃんとしたのを買おう。
by riv-good | 2006-11-05 22:08 | テレショップ少将

約10年の関東生活を経て長崎にUターン。長崎の生活事情や日常に沸き起こる出来事を書き綴っています。歌も歌います。フードアナリスト協会 正会員。何者でしょうか?


by 裕一郎