仔ネコの名前
2005年 09月 02日
実家は動植物の扱い方にかけてはスゴウデなのだが、その名付け方となると掌を返したように杜撰(ずさん)である。
タマの母親は「タマのお母さん」、妹の場合は「タマの妹」。
そう呼ばれている。
名前というより続柄ではないんだろうか…。
余談だが、うちで飼っているセキセイインコ(右画像)は2代に渡って「ピースケ」を襲名しているほどで、貫徹して変化球を許さないというポリシー…というか、ある程度のいい加減さが、そのネーミングに浮かび上がっているようでもある。
さて。仔ネコたちはというと、灰色は「クロ」、トラは「トラ」と呼ばれている(下画像)。
まったくもって抜かりがない。
残る白い2匹も例に違わず、その身体的特徴が名前となっている。
1匹は比較的身体が小さく、もう1匹は尻尾が長い。なので、小さい方は「チビ」、尻尾の長い方は「シッポ」と呼ばれている。
「シッポ」
…。
むかしの香港(カンフー)映画を見ていると、
「おまえは、そんな呼ばれ方でいいのか?!」
と、思わず同情を誘うようなアダ名に遭遇したりするが、さすが現実世界にあっては耳にするのもツラい。
せめて、
「シッポー」
とか語尾を伸ばして欲しいものである。
……。
そういう痛々しい名付けをするのは、母親の仕業である。
ベランダに洗濯物を干したり、掃除をしたりと、家の内外をせわしなく出入りしているせいで、ネコとの遭遇率・接触度に関しては母親がもっとも高い。仔ネコたちは必然的に、母親から声をかけられやすい立場にあるわけだ。
そのため、母親が挨拶程度に口に出した言葉やら、思いつきや見たまんまの状態を指したフレーズが、図らずも「名前」ないし「通称」として定着してしまう可能性が高い。
何せ「ポカリ・スウェット」のことを、
「ポカリス」
と呼ぶ母親のことである。
そのネーミング・センスからして、仔ネコに付けられた名前もまた、さもありなん…の結果である。
父親や弟はどうかと言うと、何の抵抗もなく「シッポ」とか呼んでいる。
それで満足なのかと訊いてみたところ、
「うちで正式に飼うとるとは、『タマ』だけやっけんさ。」
だそうな。
ちゃんとした名前がある=責任もって飼ってます…というわけだ。【続】
タマの母親は「タマのお母さん」、妹の場合は「タマの妹」。
そう呼ばれている。
名前というより続柄ではないんだろうか…。
余談だが、うちで飼っているセキセイインコ(右画像)は2代に渡って「ピースケ」を襲名しているほどで、貫徹して変化球を許さないというポリシー…というか、ある程度のいい加減さが、そのネーミングに浮かび上がっているようでもある。
さて。仔ネコたちはというと、灰色は「クロ」、トラは「トラ」と呼ばれている(下画像)。
まったくもって抜かりがない。
残る白い2匹も例に違わず、その身体的特徴が名前となっている。
1匹は比較的身体が小さく、もう1匹は尻尾が長い。なので、小さい方は「チビ」、尻尾の長い方は「シッポ」と呼ばれている。
「シッポ」
…。
むかしの香港(カンフー)映画を見ていると、
「おまえは、そんな呼ばれ方でいいのか?!」
と、思わず同情を誘うようなアダ名に遭遇したりするが、さすが現実世界にあっては耳にするのもツラい。
せめて、
「シッポー」
とか語尾を伸ばして欲しいものである。
……。
そういう痛々しい名付けをするのは、母親の仕業である。
ベランダに洗濯物を干したり、掃除をしたりと、家の内外をせわしなく出入りしているせいで、ネコとの遭遇率・接触度に関しては母親がもっとも高い。仔ネコたちは必然的に、母親から声をかけられやすい立場にあるわけだ。
そのため、母親が挨拶程度に口に出した言葉やら、思いつきや見たまんまの状態を指したフレーズが、図らずも「名前」ないし「通称」として定着してしまう可能性が高い。
何せ「ポカリ・スウェット」のことを、
「ポカリス」
と呼ぶ母親のことである。
そのネーミング・センスからして、仔ネコに付けられた名前もまた、さもありなん…の結果である。
父親や弟はどうかと言うと、何の抵抗もなく「シッポ」とか呼んでいる。
それで満足なのかと訊いてみたところ、
「うちで正式に飼うとるとは、『タマ』だけやっけんさ。」
だそうな。
ちゃんとした名前がある=責任もって飼ってます…というわけだ。【続】
by riv-good
| 2005-09-02 23:46
| 旅道楽