篆刻の失敗事例 −最初は白文で−

c0025348_225916.jpg落款の印稿−デザインを考えるにあたって、最初にさしかかる分岐点が「朱文」にするか「白文」にするかです。

朱文と白文の違いは画像のとおり。朱の部分と白の部分が反転した関係になっており、朱文の場合は文字の周囲を彫り、白文の場合は文字そのものを彫ります。

初心者のわたしは、

(断然、朱文が映えるよね)

と考えたわけですが、この貪欲さが根本的に難易度を上げていたようです。

朱文の場合は、的屋がやってる【型抜き】に似たところがあって、細部になるほど、その部分を削らずに残すのが難しくなります。

とくに「衣」という漢字にはデリケートな部分が潜んでいて、画数で言うと1画目がまさにそれ。ちょっと手元が狂うと、一気に削り取れてしまうのです。

失敗するたびに、

「ひょうたんのクチが欠けとるから、ダメー」

という【型抜き】にまつわる幼き日の苦い思い出が蘇ってきたほど。。。

朱文にチャレンジするのは、印刀サバキをマスターしてからでも遅くなさそうです。

その点、白文で彫るのは絶好の練習になります。筆で文字を書くように彫る…のがコツらしいので、文字を上からなぞる彫り方が、感覚を得やすいように思います。

というわけで、最初の作品は「白文」に落ち着いたのでした。

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by riv-good | 2009-05-22 22:08 | 造道楽 | Comments(0)

約10年の関東生活を経て長崎にUターン。長崎の生活事情や日常に沸き起こる出来事を書き綴っています。歌も歌います。フードアナリスト協会 正会員。何者でしょうか?


by 衣谷(ゆう)
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